EPRI OpenADR VTN サーバの補足資料更新のお知らせ

 読者の方からTwitterにて質問を頂き、EPRI OpenADR VTNサーバのインストールが補足資料で解説している手順では出来なくなっていることが判明しました。原因はUbuntuリポジトリからダウンロードされるPostgreSQL 9.5.xがマイナーバージョンアップによって構成が変更されたこと、Ruby gem listが変更されたことの2点でした。質問を頂いた読者の方にはTwitterにて回答を差し上げました。
 本日、森北出版様のサイトから修正した補足資料をダウンロードして頂けるようになりました。2022年4月27日版です(以前は2021年5月18日版)。インストールできない方が居られましたら新しい補足資料をご覧ください。

OpenADRによるデマンドレスポンス通信
https://www.morikita.co.jp/books/mid/085541

EPRI OpenADR VTN サーバのインストール方法

 OpenADRによるデマンドレスポンス通信の7章にてご説明しております EPRIの「オープンソースを利用したVTN サーバの構築」ですが、2021年5月の時点で必要になるソフトウェアの一部が入手できなくなっております。入手可能なソフトウェアを使ったインストール方法を公開しましたので、森北出版様のサイトからダウンロードしてご利用ください。

OpenADRによるデマンドレスポンス通信
https://www.morikita.co.jp/books/mid/085541

OpenADR 2.0 Open Source Virtual Top Node (VTN)
https://www.epri.com/research/products/000000003002011483

OpenADR Virtual Top Node
https://github.com/epri-dev/OpenADR-Virtual-Top-Node/releases

書籍発売のお知らせ

 スマートグリッドは電力の流れを供給・需要の両側から制御し、最適化できる送電網です。デマンドレスポンス(需要応答)は、電力需要と供給をより適切に一致させるための、電力会社から需要家に電力消費量を変化させることをいいます。OpenADRはスマートグリッドにおけるデマンドレスポンスのための通信規格です。
 OpenADRはOpenADRアライアンスによって定められ、規格の内容はインターネットで誰でも参照できるように公開されています。ところが規格書は英語で記述され、予備知識を持たない方への学習の順序が考慮されているわけでもありません。本書は、これからOpenADRを学ぶ方へ手引きとなる解説書です。

以下、出版社の紹介文から一部を抜粋します。

OpenADRによるデマンドレスポンス通信
 スマートグリッドでの活用が期待されるデマンドレスポンスのための通信規格「OpenADR」の初の解説書。

 本書は、デマンドレスポンスの概要からOpenADR通信の仕組みまで、実装に必要な知識を網羅的に身につけることができます。
 まず、デマンドレスポンスとはどのようなものか、ビルの空調を制御する例によって、具体的にイメージできるようになります。そして、規格書・仕様書だけでは理解しにくい、通信で授受するメッセージについて、内容や生成の仕組みをしっかり解説しました。実装時に参考にできるプログラム例やサーバ構築方法も掲載されています。また、OpenADR通信に対応した製品であることを示すために必要な、OpenADRアライアンスによる認証の手順を紹介しているので、実際に認証を受ける際に役立ちます。

デマンドレスポンスに関わるすべてのエンジニア必携の一冊です。

OpenADRによるデマンドレスポンス通信
https://www.morikita.co.jp/books/mid/085541

書籍表紙

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